ワインセラーの寿命と、大切なワインを守るための長く使うコツ

ワイン愛好家にとって、ワインセラーは単なる家電製品ではありません。
それは、長期熟成させるヴィンテージワインから今夜楽しむデイリーワインまで、大切なコレクションを最適な環境で守り育む「ワインの棲家」です。
しかし、どんなに優れたセラーも永遠ではありません。
今回は、ワインセラーの一般的な寿命とそのサイン、そして日々の少しの心がけで、愛するワインセラーを長く安定して使い続けるための秘訣をご紹介します。
ワインセラーの寿命は、その冷却方式や製品の品質、そして使用環境によって大きく変動しますが、一般的にはペルチェ式で3年~5年程度、コンプレッサー式で5年~7年程度と言われています。
もちろんこれはあくまで平均的な数値であり、適切な手入れと使用環境によってはさらに長く使用いただける場合もございます。
寿命が近づいたセラーからの「サイン」
大切なワインを守るためにも、セラーからのSOSを見逃さないことが重要です。
以下のような兆候が現れたら、寿命が近いか、点検が必要かもしれません。
設定温度にならない、または温度が安定しない
冷媒サイクル部分に不具合が起こっている深刻なサインです。
異音や異常な振動がする
特にコンプレッサー式でガタガタ、ゴーゴーといった大きな音が続く場合は注意が必要です。
頻繁に霜が付く、あるいは水漏れする
ドアのパッキンの劣化や排水経路の詰まりなどが考えられます。
冷却効率が明らかに落ち、電気代が急に高くなった
機器の劣化により、無駄な電力消費が増えている可能性があります。
これらのサインに気づいた際は、メーカーへの問い合わせや専門業者による点検を検討しましょう。
大切なワインを守る!ワインセラーを長く使い続けるためのコツ
日々のちょっとした気遣いが、セラーの寿命を延ばし、ワインを最適な状態で熟成させる秘訣です。
01.最適な設置場所を選ぶ
- 直射日光や高温多湿を避ける
本体への負荷を軽減し、冷却効率の低下を防ぎます。 - 十分な放熱スペースを確保
取扱い説明書を確認し、指定の放熱スペースを確保してください。 - 水平で安定した場所に置く
不安定な場所に設置すると転倒や水漏れ、異音などの原因となります。
02.定期的な清掃と点検
- 庫内を清潔に保つ
半年に一度程度、水拭きでカビの発生を防ぎます。 - フィルターのホコリを除去(ペルチェ式)
吸気フィルターの詰まりは放熱効率を下げ、故障の原因となります。定期的に掃除機などで清掃しましょう。
03.ドアの開閉は最小限に
頻繁な開閉は庫内温度の急激な変化を招き、機器に負荷をかけます。必要な時以外は開けないように心がけましょう。
04.適正な収納本数を守る
ワインを詰め込みすぎると空気の循環が悪くなり、庫内温度にムラが生じやすくなります。また、機器への負担も増えるため、メーカー推奨の収納本数を守りましょう。
ワインセラーは、ワインの品質を守るための大切な「投資」です。
これらのコツを実践し日頃から愛情を込めてメンテナンスすることで、セラーはきっと、長くあなたのワインライフを支え続けてくれることでしょう。
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