column

  • コンシェルジュ メモ

外気温が下がっても安心?ワインセラーの『ヒーター機能』について

ワインセラーといえば、「冷やすためのもの」というイメージが強いかもしれません。
しかし、日本の冬、特に1月や2月の時期において、ワインを守るために欠かせない要素が、実は「温める機能(ヒーター機能)」です。

 
「室内にあるから大丈夫」と思われがちですが、実は冬の環境はワインにとって過酷なケースが多々あります。
今回は、大切なコレクションを守るために知っておきたい「ヒーター機能」の重要性についてお話しします。

 
 

1. ワインにとって「寒すぎる」のはなぜダメなのか?

 
ワインの保管に理想的な温度は、一般的に12℃〜15℃前後とされています。
もし、設置場所の温度がこれより大きく下がってしまうとワインの熟成プロセスが極端に遅くなり、本来期待される味わいの深まりが妨げられてしまいます。

 
 

2. 意外と盲点?冬場の「設置場所」の温度

 
日本の住宅において、冬場の室温は場所によって驚くほど変化します。

 

玄関や廊下

暖房が届かないため、夜間から明け方にかけて5℃以下に冷え込むことが珍しくありません。

 

ガレージや北向きの部屋

外気温の影響をダイレクトに受け、セラーの設定温度(14℃など)を大きく下回る環境になりがちです。

 
ヒーター機能のないワインセラーは、周囲の温度が設定温度より高い場合に「冷やす」ことは得意ですが、周囲が設定温度より低くなっても「温める」ことはできません。
つまり、外が5℃になれば、庫内も徐々に5℃に近づいてしまいます。

 
 

3. 意外と知らない「使用環境温度」の重要性

 
ただしヒーター機能があるからといって、どんなに過酷な場所でも大丈夫というわけではありません。
ワインセラーにはそれぞれ、正常に動作するための「使用環境温度」が定められています。

 

一般的な目安

ワインセラー全般の最大使用環境温度は、最低10℃から最大43℃の範囲となっています。
ただし、ワインセラーの多くは「10℃〜32℃」程度の範囲で設定されていることが多いです。

 

極端な環境は避ける

ヒーター機能搭載機種であっても、外気温が氷点下になるような場所や、反対に40℃を超えるような酷暑の場所では、過度な負荷がかかり、設定温度を維持できなくなる場合があります。
「ヒーターがあるからどこに置いても安心」と過信せず、製品スペックに記載されている使用環境温度を確認し、なるべく温度変化の少ない室内に設置することが、ワインとセラーの両方を長持ちさせる秘訣です。

 
 

4. ルフィエールの「ヒーター機能」がもたらす安心感

 
ルフィエールのいくつかの機種に搭載されている「ヒーター機能」は、こうした冬場のリスクを回避するための頼もしい味方です。

 

安定した「恒温」状態の維持

庫内の温度センサーが周囲の冷え込みを検知すると、自動的にヒーターが作動します。
これにより、外気温が設定温度を下回るような日でも、庫内温度は設定温度付近を安定して維持し続けます。
この「安定した温度を一定に保つこと(恒温)」こそが、ワインセラーに求められる本質的な性能です。

 

ワインへのストレスを最小限に

ワインが最も嫌うのは「急激な温度変化」です。
ヒーター機能があることで、昼夜の寒暖差に左右されることなく、ワインは一年中穏やかな環境で育ち続けることができます。

 
 

ルフィエール ヒーター機能搭載機種

 

 
 
ワインセラーは、いわばワインのための「シェルター」です。
夏の猛暑から守るのと同様に、冬の凍てつく寒さからも守ってあげなければなりません。
「ヒーター機能」を備えたルフィエールのセラーなら、外が冷え込む夜でも、庫内は常にワインにとっての春のような穏やかさを保ちます。
大切なワインを20年、30年と見守り続けるために。

 
今年の冬は、お使いのセラーの「ヒーター機能」についても、ぜひ見直してみてはいかがでしょうか。